解剖学勉強中の感想
- Mitch Sato
- 8月25日
- 読了時間: 3分
少し前から解剖学の勉強をしています。太極拳の動きをもっと分析できる様になりたい、という思いと、指圧をやるときにどこを押しているのかをもっとはっきり意識できる様になりたい、という思いからでした。
結論から言うと、知識としては無駄ではないけど、元々持っていた目的は達成できそうもありません。
まず、指圧に関しては、全く無駄というわけではありません。指圧はツボを押すわけで、ツボを認識するために、体の作りを知っていることは役には立ちます。シンガポールで教えてもらったツボの位置は実はここだったのか、という発見はできました。ただ、あまりこれをやりすぎると、体の指標に頼りすぎて、元々掴んでいたツボの位置が微妙にズレるリスクを感じました。
太極拳の動きの分析、という意味では、正直あまり役に立たない気がします。さまざまな動きをする時、特定の筋肉に頼る、というような器用なことはそもそもできません。XX筋を意識して動いてみてほしい、なんて言っても、そんな意識の仕方はそもそもできないです。
太極拳の難しさは、必要のないところを動かさない、ということだと思いっています。必要のないところを動かさないために必要なのは、その部位に力を入れて動かさないのではなく、逆に力を入れないことによって動かない様にする、ということです。そういう意味では、筋肉は使うのではなく、むしろ積極的には使わないということになります。
役にたつ可能性があるとすると、生徒さんがどこかが痛いと言ってきた時に、効果のありそうなストレッチを案内することができる、ということぐらいかと思います。
知識は何かの役には立つと今まで思ってきましたが、余計な知識は本来あるべき姿に悪影響を及ぼす可能性があることを今回解剖学を勉強することで感じました。
筋肉を分解していって、一つ一つの筋肉の役割、関節に及ぼす影響を考察していくアプローチはまさに西洋的な物事をバラバラにしていって分析をする方法です。物事を全体的、総合的に捉えようとする東洋のアプローチとは反するものです。
どうせ知識を仕入れるのであれば、解剖学ではなく、黄帝内経を読んだ方が良かったと感じます。
でも、貧乏性の私、解剖学のオンライン講座にお金を払ってしまったので、一応最後まではきちんと試聴しようと思います。悪影響があればさっさと切り捨てれば良いのに、それができないところが悲しい性です。
ちなみに、今回申し込んだオンラインの解剖学講座は、国家資格を持っていない人が施術を行うために必要な解剖学の知識を得ることを目的としています。内容の粒度が粗すぎて、私の求めていたものとのギャップはそこからも生まれた様です。
中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。
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