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三浦於菟著「東洋医学を知っていますか」

体ばっかり動かしていないで、少しは頭も使いたいので、こんな本を読んでいます。中国語の実力は大したことがないので、遅々として進みませんが、毎日少しずつでも進めようと努力だけはしています。


太極拳の本を読んでいて、消化不良に感じるのは、多くの単語が、日本人が西洋的な知識に裏付けられて持っている理解と、中国の伝統的な考えとの違いから来ているのではないかと前々から思っていました。


ちょうど今日読んでいたところに、出てきた単語にこんなのがありました。


「精神」「精」「気」「神」「心」


日本語として理解できない単語はひとつもありません。でも、中国語で書かれた太極拳理論の文脈の中では日本語の理解のままで読み進めようとしても全く意味が通じませんでした。


ふと、前に読んだ本を思い出して久しぶりに引っ張り出してみました。


「気」とは何か、「陰陽とは」、精神という言葉の意味、「こころ」の仕組み、など、中国語の原典を読み進めていく上で、理解しておきたい内容がきちんと書いてありました。やはり西洋的な医学を基にした理解とかなりギャップがありました。


この本は太極拳を本格的に始めた当時に一通り読んだのですが、全く内容を覚えていませんでした。きちんと理解できていなかったのだと思います。


太極拳に対する理解が少しは進んだ今になって改めて読んでみると、かなり色々なことが書いてありました。西洋医学の検知からでなく、東洋医学として太極拳がなぜ体に良いのかという大本の考え方を理解することにも繋がりそうです。


本来であれば、自分の発見をこの場で説明をしていきたいのですが、まだまだお披露目できるようなところまで理解が進んでいません。いつかしっかりと発表したいと思います。


ご興味のある方は、「東洋医学をしていますか」の初めの3章を読んでみることをお勧めします。


これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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