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長年の友人

コロナに入ってから、誰かと外食に出かけるということがめっきり減りました。もともとそれほど友人が多いわけではないというのもあるのですが、普段の生活が自宅と教室の間を往復して、その合間にトレーニングと座学を行うことに終始していたというのが最大の理由だと思います。昔から何かに没頭すると他のことができなくなる性格です。


久しぶりに友人とお昼に行きました。Mさんは英国からシンガポールに来ています。移り住んで18年になるそうです。その前から存じ上げているので、知り合ってから20年を超えています。20年以上、毎年少なくとも一回は会っている友人ってそんなに多くはないです。片手でも余ってしまうかも知れない。




Mさんは、私がシンガポールに移住するきっかけを作ってくれた人です。彼と出会わなかったら、呉式太極拳との出会いもなかっただろうし、子供が今の仕事についている可能性もグッと低くなっていたかも知れないです。


会社勤めをしてた時には、仕事の関係で会っている人は結構いましたが、仕事を離れて、自分で生計を立てるようになると、そういった人たちとも疎遠になってしまっています。会社にいた時には、会社の話題とか顧客の話題で話が続いたのですが、そういった共通の話題がなくなるとなかなか話すこともなくて。自分は会社の看板で仕事をしていたに過ぎないのかな、って感じます。


Mさん、今年の夏で18年住んだシンガポールから英国に帰国される予定だそうです。シンガポールでお子さんが二人生まれたのですが、上の息子さんが大学に行くのを機会に、帰国を決められたそうです。このタイミングを逃すと次は3年後になるからということで。


ちょうど私も今年の夏に本帰国をする予定。今年は変化の年になるね、と笑って話をしました。


なぜかこの方と会う時はいつも和食です。普段日本食のレストランには全く足を運ばないので、この方とのランチが和食を外で食べる唯一と言っていい機会です。普段は長崎皿うどんを食べるのですが、お腹が空いていたので、天ぷらと鶏の照り焼きの定食にしました。久しぶりだったこともあって美味しかったです。


これから太極拳教室を初めて20年ぐらい経った後、振り返ってみたら色々なことを話せる友人がたくさんいるような教室にできたらな、って思います。そう考えてみると、昨日のブログで書いていた、トライアルレッスンは、目先の営業にとらわれて過ぎていて、安易に導入すべきではないように感じはじめました。まだ頭の中で整理しきれていないので、この先も考えがぶれる可能性は十分にあります。まだまだ考えなければいけないことがたくさんありそうです。




これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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