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苦手な生徒さんのタイプ

太極拳を教えるようになって5年以上経ちました。色々な生徒さんと出会い、いい経験になりました。


昨日、レッスンを行いながら、ふと思いました。自分が一番苦手なタイプはどんな生徒さんだろうかと。


話を聞いてくれない、って言うのは、困ります。いくら説明しても、聞いてくれなければ、理解はしてもらえません。たまたま、ぼーっとしていて、聞いていなかった、って言うのは誰にでもあることです。特に夜のレッスンの場合には、一日の仕事を終えたサラリーマンの方々が参加していることが多いので、その日の疲れもあるでしょう。仕方ないことです。


生徒さん自身で「この内容は知っている」と判断して、聞いていないこともあります。聞いていないだけならいいのですが、こう言う人に限って、説明が終わった後に、今説明した内容がそのまま答えになることを質問したりします。


「知っている」と判断した人は、質問ではなく、自分は以前、こう習った、とか、こう言うふうに聞いた、って言ってくることもあります。太極拳って、絶対的な正解がないことがあるので、教える人によって、同じ内容でも差が出ることがあります。この手のことが大きな問題にならないようにするためには、自分の理解を、しっかり自分の言葉で、きちんと理由付きで、説明できるように常に努力をしていく必要があります。


聞いていない、と言う話のついでに、以前あった出来事。今後の進め方について、何回かのレッスンにわたって、繰り返し説明をしました。10人程度いた生徒さんのほとんどが納得してくれました。新しい進め方に移行した当日、生徒さんの一人が、自分が理解していた進め方と違う、と言いました。この生徒さん、普段から話をあまり聞いていないなぁ、って感じていたのですが、この時はさすがに、ムッとしました。思わず、「他の人がみんなわかっているのに、なぜあなただけが理解できていないのでしょうか?」と言ってしまいました。言ってはいけないことですね、自分の至らなさを反省しました。


色々なタイプの生徒さんがいますが、一番苦手な生徒さんは、やる気のない生徒さんです。言われたことはとりあえずやるけど、覇気もなく、時計ばかり気にしている。もちろん質問もないですし、話も聞いているのかいないのかわからない。話しかけても、大した反応が返ってこない。何のためにお金を払って習いにきているのだろう、って不思議に思ってしまいます。暖簾に腕押し、というか、糠に釘というか。


でも、この手の生徒さん、グループレッスンに参加していても普通はそれほど問題にはなりません。レッスン中に、一緒に動いてくれなかったり、他のことをやり始めたり、雑談を始めたりすると話は別ですが。やる気を持ってもらえるようにできない自分にももちろん問題はあります。さらに色々と試みてみないといけませんね。


もっと困るのは、やる気のない生徒さんと個人レッスンをやる時です。もちろん、やる気を出してもらおうとあれこれ手を尽くしますが、なかなかうまくいかないものです。今の学校の個人レッスンの費用は非常に高いので、なぜそんなお金を払ってわざわざきているのだろうか、って不思議に思ってしまいます。


教える立場としては、成長していく生徒さんの姿を見るのが嬉しいです。もっと経験を積めば、苦手なタイプの生徒さんにどう対応していったら良いのかも、徐々にわかってくると期待して、今日も教え続けます。





 

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