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教える人の苦労

なんだかよくわからないけど、元気にはなりました。なんとなくだるくてなんのやる気もしないあの感じはなんだったんだろうって気分です。でも、根本的に疲れているのかもしれません。毎日自分のトレーニングをして、毎日のように教室で教えて、っていうのはそれなりに体力を使うものです。



自分が習っているだけの頃は、教える人は楽そうでいいなぁ、掛け声をかけて、たまにデモをするだけだし、って思っていました。大きな間違いでした。


まずは掛け声をかけるのはお腹の奥から声を出さなければいけないので、結構疲れます。うちの教室だと準備運動だけで30分以上になるので、その間ずっと、1、2、3といった感じで掛け声をかけ続けます。


私の場合は、デモをやって、ではやってみてください、というのではなく、生徒さんがついてこられるように、結構な回数、生徒さんと一緒に動きます。グループレッスンは、一レッスン90分なのですが、この間ずっと声をかけているか、体を動かしているかのどちらかです。途中で休憩を入れる時でも、生徒さんは座って休みますが、私は座らないようにしています。弱いところを見せたくない、っていうわけではないのですが、昔師匠に、レッスン中は壁に寄っかかったり、座ったりしてはいけない、と言われたのを守っています。


教えるのって、ただ知っていることを教えているだけではなく、生徒さんの動きを見ながら、どう教えたら良いか、どこまで教えても大丈夫かを考える必要があります。なので、結構頭も使います。これが個人レッスンになると、さらに頭を使います。間違った動きをしている時に、原因は何か、どう治すのがベストか、前に行ったことと何か矛盾していることはないか、などなど、考えることは多くて、しかもそれを生徒さんを待たせないでやる必要があります。


こんな感じで教えているので、疲れていたり、体調悪い時でも、一度教え始めると、集中しているために、自分の身体の調子のことは忘れてしまったりします。終わった後に、ドーンと疲れが来るのですが。


今は、教室で決めたスケジュールに乗っかっているだけです。これが自分の教室になると、教えることの周りにある雑用も全部自分に降ってきます。結構な仕事量です。


昨日も書いた通り、やることはたくさんあるので、体調の波をできるだけなくす努力をしなければいけないです。そのためには十分に休むことが大切なのだと思うのですが、なかなかそれができていません。疲労感の根本の原因はそこにあるのだと思っています。


夜は教室があって早く寝られない。朝は邪魔が入る前にきちんと練習をしたいから早起きをする。睡眠時間が十分ではないのです、きっと。


分かってはいるのですが、どうやって解決したら良いか、答えが見つかっていません。でも、自分で教室を運営していくためには、なんとか折り合いをつけないといけないですね。


ちなみに、体調不良を起こすたびに、お酒が原因ではないか、お酒をやめた方が良いのではないか、って自分を責めるのですが、必ずしもそれが理由ではないようです。飲んだ翌日でもスッキリ起きられる日もたくさんありますし。減らした方が良さそうなのは間違い無いですが。





 

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