字が上手くならない。。。

Mitch Sato
4月30日
読了時間: 3分

ちょうど1年ぐらい前からボールペン習字をやっています。もう少しまともな字を書けたら、という思いで始めましたが、精神修養の一つでもあります。毎日小一時間は練習をしているのですが、なかなか上手くなりません。

お手本を見ながら書くのですが、なぜかお手本通りになりません。1年間も努力を続けてきて、まだまだ納得のいく字が書けないので、嫌になることもしばしばです。上手くなることは諦めて、心を落ち着かせるために書いている、と思うようにしてはいるのですが、やっぱり書き上がった字を見るとがっかりします。

何が足りないのかを考えてみました。まずはお手本を読み取るスキルが足りないと思います。お手本はどう書かれているのか、は、線の書き方、点の打ち方、払い方等々に関して基本的な知識がないと、何が使われてかかれているのかが把握できません。把握できないものは真似できないことにつながります。

字のバランスが良くないのは、頭から出されている通りに手が動けていないということだと思います。頭の中では、このぐらいの位置で書けば、手本通りの位置になるはず、という予想を立てて、手に対して命令を出しているのだと思います。その予想が間違っているという可能性があります。これは、経験不足が原因ということになるのでしょうか。手が頭の命令通りに動かない、というのはひょっとしたら無駄な力が入っているのかも知れません。

そんなことを考えていると、これって太極拳がなかなか上手くできない理由と全く同じです。

自分がまだシンガポールで習っている頃、師匠の動きと自分の動き、何が違うのかがなかなか把握できませんでした。その頃は、基礎がまだ全くできていませんでした。

あるべき動きが頭の中で把握できたと思っても、それを再現することはなかなかできません。体は頭の言うことを聞きません。

何をやるにしても、基本は大切だと言うことですね。基本ができたら、ひたすら継続は力なり、と言うことでしょう。

そんな風に考えたら、ペン習字をもう少し続けてみようと言う気分になりました。