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套路を覚える

套路を覚えられない、という声を生徒さんからよく聞きます。色々な理由があるとは思いますが、大きな理由の一つが、教える立場の私が、まずはゆっくりとした動きに慣れていただくために、覚えなくても良い、と言い切ってしまっていることだと思います。足腰を鍛えることを目的にしているため、楽しく続けてもらうことを優先しています。


レッスン中も何度も繰り返し練習を行いますが、常に自分が一緒に動くようにしています。


昨日、個人レッスンで来られた生徒さんが、せっかくなのできちんと覚えたい、とおっしゃったので、覚えてもらえるような教え方をしてみました。何か特別なことをするわけではなく、動きに慣れてきたら、私が一緒に動かず、生徒さんだけで動きを再現してもらいました。1人で動いてもらう時には、最小限の動きから始めて、少しずつ動きを長くしていきました。見よう見まねでやっている時と違って、いつどんな動きをしなければいけないのかを生徒さん自身の頭で考えるようになります。レッスンが終わった後、頭が疲れたとおっしゃっていました。


同じことをグループレッスンでできるかというと、なかなか簡単ではないと思います。複数の生徒さんがいると、躓く箇所が異なりなかなか前に進めない、っていう感じになります。全員ができるようになるまでやろうとすると、ますます進みが悪くなります。かといって、できない生徒さんがいるのに先に進むことはしたくありません。


そう考えると、グループレッスンでは、今まで通り、覚えられなくても大丈夫、まずは私の動きについ来れるようになってほしい、というスタンスのままが良さそうです。


大会に出るわけでもなく、お披露目会があるわけでもありません。健康になるために行なっている太極拳、それをやることにストレスを感じるようでは本末転倒です。


動きを把握できない、覚えられないといっても、繰り返しやっていればそのうち覚えられるものです。教える立場も私の忍耐が試されている気がします。





中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。




コンタクト ー ご興味のある方は是非ご連絡ください


電子メール: mitchsato17@yahoo.com



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