マーケティングについて思うこと
- Mitch Sato
- 5月18日
- 読了時間: 4分
今週もウェブ・マーケティングを手伝いたいという会社からの営業電話が二つかかってきました。この手の会社で電話してくる人は、往々にして若くて元気な喋り方をする人が多いように思います。明るくはっきり喋ることで好感度を上げようっていう感じだと思います。
うちの教室、生徒さんは随分集まってくれたものの、まだ十分に増やせるキャパは残っています。でも、マーケティングにお金をかけるのは辞めることにしました。今唯一残っているのは、前にブログで紹介した郵便局にチラシを置くこと。これも今日、郵便局から電話がかかってきて、継続するかどうかを聞かれました。ちょっと迷ったけど、もう少し続けてみようかと思っています。
今まで何度かウェブ・マーケティングの会社の人の話を聞いたことはあるのですが、根本的に自分自身の考え方と合わないと思っています。
この手の会社の人たちは、ウェブというツールを使ってどうやって客を集めるか、を中心に考えるようです。ある意味、コンテンツ、提供される内容は、どうでも良い、って思っている人がすごく多いように思います。
以前話を聞いた営業の人が、いつか自分のレストランを開きたいって、話をしてくれました。その方に、レストランは山ほどあるから、他とどんな差別化を考えている、と聞くと、驚くような答えが返ってきました。商売は陣取り合戦、広告をすることで、お客を獲得していけば良い、ということでした。とても驚きましたが、同時にそんな考え方の人には、うちのマーケティングは絶対に任せないと即決しました。
私がこの教室でやりたいのは、他の教室と競合して、陣取り合戦をやることではありません。通う人が来て良かったと感じてもらえるように、そして、その想いが新しい生徒さんに伝わるように、教室を育てていくことです。マーケティングは、教室が育った過程を示すことで、太極拳をやりたいと考えている人が、うちの教室を評価できるようにするためのツールに過ぎません。
おそらく、ウェブ・マーケティング業界で働く人たちの多くは、集まって欲しい顧客の質、っていうのもあまり気にしないようです。集まれば、そしてお金を落としてくれて売り上げが上がれば良い、という感じでしょうか。
集まってくれた生徒さんの人数以上に、これまで集まって、通い続けてくださっている生徒さんがみなさん良い人であることに私自身非常に感謝し、満足しています。本当にありがたいです。
ウェブ・マーケティングの人たちは、もっと多くの人に見てもらえれば、もっと多くの人が集まります、っておっしゃります。うちのホームページをわざわざ検索するような人は、もともと太極拳に興味があって本気で教室を探している人がほとんどのようです。あまり興味のない人が、ウェブ・マーケティングの結果たまたまうちのホームページと出会っても、本気の度合いが全く異なります。おそらく、問い合わせの数は増えるでしょう。でも、サインアップにつながる確率は大きく下がり、始めたけど辞めてしまう、という人も増えることが予想されます。
ウェブ・マーケティングが悪い、っていうことを言いたいわけではありません。マス・マーケティングがピッタリとする業界もあります。伝統的な技を継承することを最終的な目的とするうちみたいな教室には、彼らの手法は合いません。
今のところは、電話がかかってくると、いきなり切ってしまうのも悪いかと思って、数分間話を聞くようにはしているのですが、そろそろ、元気溌剌のウェブ・マーケティングの会社だと分かった段階で、さっさとお引き取りを願う方がお互いの幸せだと感じています。
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これからもいろいろな話題を紹介していきます。
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