個人レッスンで教えている生徒さんから、先日のブログにコメントをもらいました。
せっかくいただいたコメントなので、改めてご紹介します。こんなに褒められると照れますね。
For anyone considering trying out Satosan's school: I can vouch for the quality of the teaching. I have been Satosan's student for over two years now, and I am materially stronger and stabler than I was before taking up tai chi. The training is fairly demanding, but enjoyable nevertheless, and Satosan just keeps correcting my (endless) mistakes and re-teaching what I have forgotten without showing impatience or judgment. I feel he genuinely cares about my progress, unlike many coaches who just do what they have to in order to earn the fee. If I lived in Japan, I would love to attend the school. Do give it a try!
書いてくれた方は、シンガポールの教室で私のもとで2年間個人レッスンを行なっているアメリカ人の生徒さんです。108式套路を一通り学び終えて、現在は、いろいろな修正を加えるために引き続きレッスンを受けてくれています。
コメントは、呉式太極拳教室「太極の小径」で学んでみようかと考えている人に向けて書かれています。
太極拳を始める前に比べて、強さと安定感が大きく向上したそうです。彼女の経験から教える内容の質については折り紙つきだと話してくれています。トレーニングで求められることはそれなりに厳しいですが、それでも楽しむことができているようです。
褒めて伸ばすとか、とりあえずなんとなくできていればできたことにして何となく進めてしまうということもできるのですが、生徒さんがしっかり学びたいと思っている以上は、私も真剣に取り組みます。真剣に取り組みすぎて、生徒さんを叱ってしまう先生もいらっしゃると聞いていますが、感情はできるだけ出さないように努めています。厳しいのは内容だけで十分で、それを表現するのは優しい言葉の方がお互いに楽しいと思います。
この方だけではなく、多くの生徒さんが何度教えても理解してもらえなかったり、繰り返し修正してもなかなか修正ができなかったりします。身体が習っている動きをする準備ができていないこともあるでしょうし、教え方がたまたま合っていない、っていうこともあると思います。できないのは習っている人だけの理由ではなく。教える側にも理由があり得ると思っています。なので、この方が言ってくださっている通り、イライラすることはせず、繰り返し教え続けるように心がけています。
私は、教えていることが身についているかはすごく気になります。生徒さん自身で進歩が感じられないといつかはやめていってしまうことを恐れているからです。せっかくお金と時間を使って通ってきてくれているので、きちんと成果は出したいと思っています。
もし日本に住んでいたら、ぜひ教室に通いたいと、最後に書いてくれました。
グループレッスンで大枠を学ぶことはできるのですが、本当にしっかり、自分の体に合ったテイラーメイドな太極拳を学ぶには個人レッスンは必要でしょう。身体の作りも癖も人によって異なります。考え方や目標も異なるでしょう。それらを加味して個人レッスンのシラバスを作成しています。
この方は私が個人レッスンをつけることを許されてかなり初期から継続して習ってくれている生徒さんです。教える立場の私を育ててくれました。その上、こんなコメントを書いてくれて、本当にありがたいです。
こんなことを言ってくれる生徒さんを一人でも多く育てることができるような教室にしていきたいと思います。
呉式太極拳教室「太極の小径」では、2023年10月からの生徒さんを募集しています。詳しくはこちらからご覧ください。
これからもいろいろな話題を紹介していきます。
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