腰痛緩和のための体操
- Mitch Sato
- 9月3日
- 読了時間: 3分
うちの教室でやっている基礎練習の一つに、ヘリコプターと呼んでいるものがあります（私がそう呼んでいるだけで、教室ではあまりこの名前は使っていませんが）。足を前後に開き、前の膝を曲げて、膝頭がつま先と同じ位置に来るまで前に移動させます。後の膝は伸びた状態です。
前足にしっかりと体重をかけた状態で、前に足が出ている方向に向かって、骨盤、腰椎、胸椎、頚椎の順番でしっかりと捻っていきます。
ニュースか何かで同じ様な動きが腸腰筋のストレッチに良いという話を聞いて、うちでやっているこの練習のメリットを改めて感じました。腸腰筋は体の深層にあるので、なかなか鍛えられないし、ストレッチも難しいと聞いています。この運動が腸腰筋に本当に効いているんだと感じられる事例がありました。
ある生徒さんが、レッスンにいらした際に、腰が痛いと言っていました。何かやったのかと伺うと、長時間座っていた、という回答でした。長時間座っていると、腸腰筋が縮み、その反対にある腰回りの筋肉が伸びて固まり痛くなることがあります。そこで、ヘリコプターをやってみてもらいました。私が補助をして、無理のない範囲でしっかりと伸ばしてもらいました。お腹周りが伸びて気持ちが良いというのが最初の感想。左右２セットずつやった後、前屈をしてもらったのですが、腰の張りが気にならなくなりました。
腸腰筋と腰の痛みの関係は、解剖学の勉強をした時に知ったことです。筋肉のつながりもわかったので、どうしてそうなるのかをきちんと説明することもできました。初めて解剖学を勉強したことが役に立ちました。
この動き、メリットは大きいのですが、問題もあります。前に出している足にしっかりと体重をかける必要があり、前足の安定させるためにはそれなりに練習をしなければいけないことです。前足にしっかり体重をかけないと腸腰筋への働きが弱まります。
安定しないとなかなか自分1人で行うことは難しく、誰かが補助をする必要があります。補助をするにも色々とコツがあり、これも一朝一夕にはやりきれません。
うちの教室でやっている基礎練習。元々は太極拳の套路をやるためのものですが、それ以外にもいろいろなメリットがあります。肩こりが楽になったなんていう話もありました。
長い時間座って作業をやっていて、腰痛をお持ちの方。よろしければ体験レッスンにいらしてみませんか？夜間のレッスンも行っていますので、会社帰りに気楽によっていただくことも可能です。
ご連絡お待ちしています。
中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。
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