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師父領進門,修行在個人 - 修行は終わらない

これまで、シンガポールの修行期間中に学んだことを色々と書いてきました。改めて並べてみるとかなりあるものだと自分でも感心しました。9年の歳月は決して短くはなかったし、多くの実りがありました。


まだまだ学ぶべきことがあったのではないか、という思いはもうありません。人から教えてもらう段階は、ひとまず卒業して、これからは自分自身で行う修行が始まります。


帰国にあたって、一番最初にやらなければいけないこととしてあげたのは、練習の習慣づけです。東京に戻ってくると、シンガポールの時のように練習だけしていれば良い、っていう学生気分の環境ではなくなります。色々なことが周りでおき、さまざまな誘惑がある中、太極拳の練習の時間をいかに確保するかは大きな課題です。


今まで同様、朝早く起きて、誰にも邪魔されない時間帯に、しっかりと練習する習慣を早く身につけたいと思います。


今の自分にちょうど良い言葉と出会いました。


「師父領進門、修行在個人」です。訓読をすると、「師父は門に進むを領(う)けるのみ。行を修めるは、個人においてす」、といった感じです。師匠は、修行をするための入り口に導くことを行うだけ、実際の修行は個人個人が行うものである、といった意味になります。


少なくとも套路はしっかりとできるようになりました。これから、この套路を使って、足腰だけでなく、精神的な落ち着きを手にいれ、自我に頼らないようになることが本当の修行だと考えています。


何度かこのブログでも書きましたが、私が太極拳を続けていく先には、無我の境地にだどりつくことが目標としてあります。シンガポールの修行によって、そのためのスタート地点には立てました。


これからは、太極拳の師匠だけでなく、色々な人の話を聞きながら、自分の目標に向かって、一歩一歩進んでいきます。


 

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