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両手を思ったように動かす(一人ジャンケン) ー 脳の老化防止のために

以前、入門クラスで教えていた時、右手の動きと左手の動きを別々に説明して、それぞれを練習してから、両手を併せて練習をしてもらいました。それぞれの手ではできたのに一緒にすると、それまでできていた動きができなくなってしまう。おそらく頭の中では片手の時と同じようにしようとしていると思うのですが。

太極拳の中には同じ動きを右側でやるものと左側でやるものがあります。右側でできた動きをそのまま左側にコピーしようと思ってもなかなか上手くいかないこともあります。

それを見ていて以前教えてもらった「一人ジャンケン」を思い出しました。一方の手がもう一方の手に勝ち続けるように、グウ・チョキ・パーを繰り返すだけの単純なものです。もう少し詳細が知りたい方は、下記のロゴをクリックしてご覧ください。

簡単に見えるのですが、意外とできる人が多くはありません。私がこれを教えてもらったのは小学校の時。その時でもできない人はたくさんいたので、できないから脳の働きが衰えてきている、と考える必要はありません。ただ、左右の手を自由に動かせるようになるためのトレーニングとしては良いと思います。 太極拳は、両手、両足の動きのみならず、腰、首、目の方向、膝・肘が向いている方向等々、やりながら注意をしなければいけない体の部分がたくさんあります。その上、気持ちを落ち着けてリラックスすることにも気を回さなければならない。かなりのマルチタスクです。それゆえ、単なる運動ではなく、脳の老化の防止にも役に立つと考えられます。 以前、イギリス人の友達に、太極拳で毎日運動しているのは確かに身体には良いことだが、頭を使うことはしているのか、と聞かれたことがあります。太極拳をのんびりとやっていることと、脳も活性化ができることは、普通に考えるとなかなか結びつかないものでしょう。実際に体を動かしていない時でも、理論的な背景を理解するためにいろいろな分野の本を読むので、友人の心配を他所に、かなり頭も使うことができています。





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