昨日のブログでご説明した通り、呉式太極拳教室「太極の小径」では、私の自宅の一部を使うことで生徒さんにさまざまなメリットを得ていたくことができます。
改めて、私が10年ほど前に東京で通っていた太極拳教室の特徴を並べます。昨日のブログは、一つ目の話題について、呉式太極拳教室「太極の小径」が出した答えをご紹介したものです
公共の建物を借りて教室を開いていました。一つは体育館、一つは公民館でした
教室は週に一度でした
既に長い間学んでいた人たちの中にいきなり混じって学ばなければいけませんでした
基本からしっかり学ぶ、というよりは、いきなり套路を見様見真似で学びました
楊式あり、陳式あり、套路も色々なものをやっていました
主催の方を中心に割とまとまっていて、定期的にイベントがありました
今日のブログでは、二つ目の教室の頻度について説明をしたいと思います。
私が修行をしてきたシンガポールの太極拳教室では、週一回のクラスと週二回のクラスがありうます。週一回のクラスは週末しか来られない人向けのものです。教える人の仕事の都合や施設の空き具合が理由ではないかと思うのですが、日本でも週末一度だけ、という教室が結構あるのではないでしょうか。もっと頻度が低かったり、不定期、っていうのもありそうです。
太極拳は、気楽にできそうで良い、っていう印象を持たれる方も多いと思います。それほど基礎体力も求められないし、体が早く動かせなくてもできるのは事実です。自分自身で立っていることができれば、太極拳を学ぶことは確実にできます。
簡単に始められる反面、きちんと学ぼうとすると、しっかりと積み上げをやらなければいけないのも事実です。まずは、足腰をきちんと鍛えること。これをしっかりとやるだけでも、太極拳をやってみる価値は十分にあります。それを経験していただくために、体験レッスンとしても利用いただける、「基礎作りコース」をやることにしました。
とはいえ、太極拳のメインは、套路(とうろ)と呼ばれるさまざまな動きを連続して行う練習です。套路を学ぶのも積み重ねが必要です。前に習った動きが後の動きの基礎になっていることは結構あります。一つわからない動きができてしまうと、繋がりがわからなく、他の生徒さんと一緒に練習をしていても、周りをチラチラとみなければできないため、集中ができなくなります。
私が教えてきた経験からすると、週2回と週1回では、習ったことの定着が前者の方が格段に高いです。教える立場としても、週2回のクラスの方がかなり楽な感じです。学ぶ頻度が高いので習ったことをより覚えられるのは当然です。でも、記憶よりも、足腰の強さの差が大きいと思っています。週に一度だと、せっかく鍛えた筋肉のかなりの部分が次のレッスンまでに落ちてしまって、なかなか大きな向上につながりません。もちろん、やらないよりはやった方が良いのですが。何かの都合でレッスンを休まなければいけなくなった場合に、もっと大きな差が出ます。週に1回のクラスだと、ひとレッスン飛んだだけで、都合2週間レッスンを受けないことになります。私が自転車競技をやっていた時によく言われたのですが、2週間トレーニングをしないと、鍛えた筋肉はほぼなくなって、トレーニング前の状態になってしまうそうです。
以上の経験から、呉式太極拳教室「太極の小径」では、レッスンの頻度は週2回です。一度は平日、もう一度は週末にします(日中のクラスについては、平日2回にすることもあります)。
同じ週に行うレッスンについては、基本的には同じ内容にすることで、習った内容をしっかり定着させるだけでなく、レッスンに参加できなかった方が追いつくことができるようにします。今まで教えてきた中で、一度習っただけではなかなか覚えら得ないため、もっと復習の時間を取る必要を感じていることも理由の一つです。
週2回となると通い続けることにかなりハードルが高いと感じられるかもしれません。ただ、定期的に運動をするという観点からすると、それでも少ないぐらいです。定期的に運動をするのであれば、週に3回は確保したいところです。ある程度套路をやることができる生徒さんが増えてきたら、レッスンとは別に練習会を企画して、運動する頻度をあげることのお手伝いができたらと思っています。
しっかりと学べる、しっかりと運動できる、そういった環境は間違いなく提供できると確信しています。
こんな環境で、太極拳をじっくりと学んでみませんか?興味を持ってくださった方は、ぜひ、下記からお問い合わせください。
呉式太極拳教室「太極の小径」では、2023年10月からの生徒さんを募集しています。詳しくはこちらからご覧ください。
これからもいろいろな話題を紹介していきます。
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