自分は土曜日はお休みなので現場には居合わせなかったのですが、先週の土曜日、新しい基礎編のレッスンの開校時にちょっとしたハプニングがあったそうです。
開始時間から少し遅れてきた生徒さんがいたそうです。その方の出で立ちがかなり奇抜だったそうです。上は緩めのタンクトップ。首回りがかなり緩く、前出で立ちにかがむと胸が見えてしまうほどだったとききました。下は、丈の短いパンツだったそうです。ちなみにこの方は女性で、服の隙間からかなり前進が見えてしまう状態だったようです。事前にあるべき服装を伝えるためにメールを打っていたそうなのですが、この方はお構いなしだったそうです。自分が何かを学ぼうとする場所に対する礼節はないのか、といった感じでうちのオーナーはかなりのお冠でした。
礼節はさておき、運動するにはそれに即した服装があると思います。それを踏まえて、太極拳を始めるにあたって必要な準備をご紹介したいと思います。
まずは着るものから。上は、Tシャツもしくはスウェットみたいなものでいいです。動きに制限を加えたくないので、あまりタイトなものでない方が良いと思います。逆に首回りや脇の下などから中が見えてしまうような極端に緩いシャツもお勧めできません。結構身体を上下させるので、中がみえてしまうことを不快に思う方がいることに対する配慮です。
動いた後はそれなりに汗をかきますので、着替えと汗拭き用のタオルを持ってくることをお勧めします。日本の場合だと特に冬は着替えは必須だと思います。太極拳を甘く見ることなかれ。汗、かなりしっかりかきます。
下は、長めのズボンです。これも動きを制限するようなタイトなものはさけていただけるとよいです。普通に売っている太極拳用のパンツは、腰周りと足首周りにゴムが入っています。ちょっとダボっとした印象になりますが、動きやすいです。7分丈の物でも構いませんが、スパッツはできれば避けていただいた方がよさそうです。
靴は、もう少し気になります。何かで読んだのですが、中国はもともと靴を履く習慣があるので、太極拳をやるときも靴を履くのが基本です。では、どんな靴が良いのか、でそこがすが、底が平らな運動靴が良いです。太極拳専用の靴もありますが、昔の体育館履き(最近はどんなものを履いているのか知りません、悪しからず)みたいなのがいいです。
なぜ底が平らである必要があるのでしょうか。ちょっと小難しい話になりますが、人が立つときには、足の裏の三つの点で身体を支えます。親指の付け根、小指の付け根それと踵です。この三つの点に同じような体重をかけて立つことを心掛けたいのです。例えば、ヒールの高い靴を履いてしまうとどうしても足の裏の前の方に体重がかかってしまいます。
靴底は柔らかめの方が良いです。足のつけてを地面につけたまま、踵を上げるような動きをするので、そこが固いと足の裏の動きが制限されてしまいます。
靴がない場合には、はだしでもよいと思います。冬はちょっと寒いと思いますが。ただ、40分以上にわたる套路をはだしでやっていると、おそらく足の裏の皮がむけてしまうと思います(すみません、やったことがありません)。靴下でやるのはおすすめしません。動いているときに足の裏が滑ってしまいます。
ちなみに、よくある太極拳の靴のイメージはこんな感じです。この靴はシンガポールでも売っているので、私も昔使っていました。今は、古くなったのでウォーキングシューズとして毎日活躍しています。
普段は、中国のタオバオ(https://world.taobao.com/)をつかってシンガポールに直輸入しています。船便であれば送料もそれほど高くはないし、シンガポールの太極拳用品店で買うよりも種類が豊富です。現在、7足ぐらいを毎日履き替えているので、そのうちメーカーごとの靴の印象をまとめたブログも書いてみたいと思います。
タオバオが日本から使えるかどうか、手数料がどの程度かかるかは、そのうち調べてみます。
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