さてジョギングを始めて一番驚いたこと、それは新しいジョギング・シューズです。底が厚めのものを選んだのですが、思いのほかふわふわしている感じです。昔ジョギングをやっていた頃は、それなりにタイムを気にしてトレーニングをしていたので、靴もそれなりにシビアなものでした。そこはそれほど厚くなく、力が逃げないようなものを選んでいました。
その頃、靴底のサポートがこれほどしっかりしたものを選ぶことはなかったので、技術的に新しくなったものなのかどうか単純には言えませんが、とにかく新しい靴のクッション性の高さには驚きました。これなら膝に対する負担も減るだろうな、と素直に感じます。
普段履いている太極拳の靴は、底が平でクッションはほとんどありません。それで余計にクッション性の高さを感じるのかもしれません。
昔聞いた話ですが、まだスーツ、革靴が革靴が圧倒的に大勢を締めていいた頃、スーツにお金をかけてまともなものを着るのは普通の人がすること、本当に身だしなみに気を使う人は、足元、つまり靴に気を配るそうです。それを聞いて、会社勤めをしていた頃は、革靴には結構こだわっていました。高い靴を買って、修理をしながら10年以上も履き続けていました。
地面への接点である靴は、実は運動をする際のパフォーマンスにとても関係が深いと思います。どんな靴が自分のスタイルに合うのかを研究してみるのはいいことだと思います。
太極拳の靴は7足ほど試しました。自分なりに評価のポイントをいくつか作って比較してみました。
まずは、つま先に向かって力をかけた時に、靴が前向きに滑らず、しっかり止まってくれるかどうか。同じように、足に横向きの力をかけた時に横に滑らないか、も気になります。
左右前後はしっかりと止まってほしいのですが、つま先や踵を回転させる動きを行う場合には、滑ってしまっては困りますが、しっかりと力をかけたら抵抗なく回ってくれることが好ましいです。
この二つは、靴の好みに関わらず太極拳をやる人であれば共通なのではないかと思います。
靴本体がどれくらいしっかりと足を固定してくれるか、というのも重要だと思いますが、これは好みが分かれるところです。キツすぎるぐらいにしっかりと固定された方が動きがぶれない、という人もいると思いますし、少しゆったり目で締め付けられないのが良い、という人もいると思います。
私は、どちらかというとしっかりと固定してくれる方が好みです。
ジョギング・シューズに比べると見た目、特に色を基準に太極拳のシューズを選ぶことはあまりなさそうです。ほとんどのメーカーが白か黒しか用意していないようです。赤い靴を扱っているお店もあるのですが、限られています。ちなみに私は赤の靴を二つ買ってみました。色的には目立って良い感じです。うちの教室のTシャツが赤と黒の2色なので、どちらにも調和します。
今まで試した中では、「追风英雄」というメーカーのこの靴が私のお気に入りです。おそらくこれからはこれ以外は履かなくなると思います。
日本ではどうなのかわかりませんが、シンガポールでは日本ほどサイズが細かくないように感じています。日本の靴は0.5センチ刻みで用意されていると思うのですが、シンガポールではヨーロッパの規格で用意されているようで、もう少し刻みが荒いように感じています。私はサイズ40というのでぴったりだったので問題ないのですが、知り合いでちょうど良いサイズがないと嘆いている方がいました。
自分の足を支えてくれる大切な靴、見直してみてはいかがでしょうか。
余談ですが、ウォーキング・シューズでも歩く速さや足の癖などで、色々と考えた方が良いことがあるそうです。詳しくは、講談社現代新書「究極の歩き方」をご参照ください。
これからもいろいろな話題を紹介していきます。
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