top of page

近況報告

またブログの更新が止まってしまいました。やっと色々なことが落ち着いてきたので、ぼちぼちと再開したいと思っています。


シンガポールでの修行生活も残すところ3ヶ月を切りました。個人で、誰の紹介もなく、海外の太極拳教室の門戸を叩いて、10年近くにわたって修行をするって、なかなかない経験だと思います。これからしばらくの間は、これまでの修行生活を振り返って、ブログを書いてみようかとも思います。せっかくの経験なので、どんなことを学んだのか、どんな苦労をしたのか、何て言うのをまとめるのも良いでしょう。


4月から東京で始める自分の教室のアイデアも色々と考えているので紹介していきたいと思います。


このところ何が忙しかったか?


来年2月に控えた本帰国を前に、それまでに太極拳をできるだけ日本語で学びたい、と言って個人レッスンを申し込まれた方が二人いました。集中して学びたいと言うことで、毎週2、3コマずつレッスンを行っていました。それが結構な負担になっていました。幸か不幸か、どちらの方も途中で挫折しました。太極拳は、時間を区切って、時間のプレッシャーを感じながら学べるものではないと私自身確信しました。


このお二人を除いても、まだ6人ほど個人レッスンの生徒さんを抱えています。帰国までに何ができるのかをそれぞれの生徒さんと話して、無理のない範囲の目標を立てました。


シンガポールの教室が、新しいコーチの候補者を連れてきました。その人に套路を教える役目をいただきました。正確性は二の次で、とにかく一通りの動きを把握できるようにしてほしいというリクエストでした。週に4回から5回のレッスンを行い何とかやり通しました。でも、基礎をしっかり作っていない上に家を建ててしまった感じが拭えません。今後さらに師匠が修正をかけて正確な動きにしていくことにはなってはいます。あまり難しいことを言わず、とりあえず詰め込んでしまう、という教え方もできる、と言うことは発見できましたが、自分としてはあまり採用したくない教え方です。


グループレッスンは、若いインストラクターを育てるために、私自身が関与しなければいけない時間帯が減ってきました。若いインストラクターがデモを行い、それを元に師匠が教えるのを眺めているのは、良い勉強になります。それぞれのインストラクターの問題点も見えてきました。太極拳は、自分自身の練習が重要なのはもちろんですが、人がやっている様子や、教えている様子を見るのも大切な勉強だと感じました。なかなか理想な人はいないものです。インストラクターとして取り組む姿勢は良いのですが、技術が伴わない人。逆に技術はあるのに、姿勢の面から任せられない人もいます。自分が将来弟子を取ることができるようになった日のための参考になります。


教室にいる時間が長いので、他の人が師匠から受けている個人レッスンを横で見ていることも増えました。忙しい中時間を縫ってまめに個人レッスンを受けて技術の向上を図っている方がいます。練習の頻度だけを見ると素晴らしいのですが、上手くなりたい、色々覚えたい、と言う欲が垣間見れるせいか、動きがどうしても硬い感じがします。同じぐらいのレベルで、レッスンの頻度はそれほど多くないけど、楽しそうにやっている人と比べると特にそう感じました。やはり時間に追われて太極拳を学ぶのは、太極拳のあるべき姿に反しているように思います。かく言う私も、かつては時間に追われ、少しでも早く学ぶためにガツガツとしていた時期がありました。この方を見ていると昔の自分を見ているようにも感じます。


このところ、少し時間が落ち着いてきたので、読書の時間を増やしています。太極拳理論の本と老子が中心です。太極拳理論は、この間図書館に行ったときに面白い本を見つけたので、早速それを購入して読んでいます。太極拳をやっている人が普段感じているような疑問を、太極拳の現代の大家と言う人たちがさまざまな角度から語ってくれている本で、なかなか参考になります。老子は、太極拳を教えるにあたって、参考になりそうな章を抜き出して、深掘りをしています。


師匠との個人レッスンですが、いよいよ最後の仕上げになってきました。本帰国の後も、年に一、二度は個人レッスンを受けるためにシンガポールに来ようとは思っているのですが、きちんと学べるのは、これが最後です。色々と知りたいことはあるのですが、とにかく套路だけはしっかり学び取りたいと思っているので、細かい修正を繰り返し受けています。


今に始まった事ではないのですが、学校という人の集まりの中ではどうしても色々な問題が生じます。これまで自分が不快に感じたことは、このブログには書いてきませんでした。これからも書く予定はありません。人の悪口は書く人にも、それを読む人にも、決して良い印象を与えません。そこから学べることも大してないと思います。今後の自分の学校運営、弟子の選出等々の面から参考になることはたくさんありました。学んだことが生かされるかどうかは、今後、自分がどんなふうにレッスンを進めていくかできっとわかります。


残された3ヶ月弱をできるだけ有効に、少しでも多くのことを学べるように、頑張っていこうと思っています。毎日がすごく早く過ぎていくのを肌で感じています。2月なんてあっという間に来るのでしょう。そのときに、自分を褒めてあげられるくらい、充実した毎日を過ごしていきたいと思います。


 

コンタクト ー ご興味のある方は是非ご連絡ください


電子メール: mitchsato17@yahoo.com

Homepage:


 

呉式太極拳教室「太極の小径」では、2024年4月からの生徒さんを募集しています。詳しくはこちらからご覧ください。



 

これからもいろいろな話題を紹介していきます。

最新のブログをご覧いただくために登録をお願いします


 

このブログが面白かったら、こちらもポチッとお願いします。


閲覧数:18回0件のコメント

最新記事

すべて表示

師父領進門,修行在個人 - 修行は終わらない

これまで、シンガポールの修行期間中に学んだことを色々と書いてきました。改めて並べてみるとかなりあるものだと自分でも感心しました。9年の歳月は決して短くはなかったし、多くの実りがありました。 まだまだ学ぶべきことがあったのではないか、という思いはもうありません。人から教えてもらう段階は、ひとまず卒業して、これからは自分自身で行う修行が始まります。 帰国にあたって、一番最初にやらなければいけないことと

楊式太極拳との交流

少し前になりますが、筑波で教室をやっている老孔龍先生と交流を持つことができました。 シンガポールで学んでいる間は、他の流派の人との交流は皆無でした。正直、他の流派と呉式の違いがどんなところにあるのかもよく知らずにここまできました。よく言えば、純粋培養なのですが、早い話が世間知らずといった感じです。 老孔龍先生が色々と感想を書いてくださったので、詳しくは下記のリンクをご覧ください。 https://

bottom of page