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執筆者の写真Mitch Sato

心身一如

昨日の個人レッスンの時のことです。この生徒さんは、開校当初からずっと毎週通い続けてくださっています。ずいぶん足腰も安定してきて、いい感じになってきたなと思っていました。



昨日お見えになった時、玄関でお迎えしたら、来るだけで疲れた、と言われました。よくよく聞いてみると、足の外側が痛くて、立っているのも辛い、台所で立ち仕事をしている時も、シンクにお腹を乗せて体重を預けて立っているということでした。整形外科に行って色々とやってもらったけど、却って悪くなった感じがしたそうです。


普段のレッスンでは、足腰のトレーニングをみっちりやるのですが、あまりにお疲れの様子だったので、それほど疲れないメニューをやることにしました。


無極功、という練習をやることにしました。リラックスをして立っているだけの練習です。まずは、立ってみてもらいました。本当はつま先を内側に入れてやりたかったのですが、力が入って安定感が悪くなりそうだったので、つま先を並行にしてやってもらいました。


まずは骨盤の向きを少し直しました。力が入っているのでお腹が前に出た感じの姿勢になっていました。少しでもリラックスしてもらおうと、お腹と背中に手を当てて、腹式呼吸をゆっくりしてもらいました。初めのうちは呼吸がかなり荒い感じだったのですが、次第に落ち着いてきました。


しばらく立っている状態を見ていたら、巻き肩気味になっているのに気がつきました。肩を持って、肩甲骨を寄せてみようとしたら、全く動きません。背中がガチガチに固くなっていました。肩甲骨周りを少しマッサージして、ほぐしてみたら、少しずつ動くようになってきました。動くようになったら、呼吸が楽になったとそうです。


この生徒さん、とても真面目な方で、問題が生じると徹底的に解決をしようとします。解決できないと、なぜだろう、なぜだろう、と考え続ける傾向があります。


今回の足の痛みも色々と考えて、なかなか治らないので、心がかなり沈んでいたようです。肩甲骨周りの張りは、その精神的なストレスの結果の現れでもあるように感じました。


1時間のレッスンは、太極拳のレッスンではなく、気功をやりながら、マッサージを施した感じでした。終わった後は、きた時のような疲れた顔ではなく、晴々とした感じになっていたのでよかったです。


気分は体に現れ、体の様子は気分に影響する、まさに心身一如だと感じました。


しばらくは無理に体を動かそうとせず、レッスンでやった無極功と腹式呼吸、それと肩回しの運動をのんびりとやり続けるようにお願いしました。少しでも状況が改善してくれるといいです。来週、元気な顔で教室に来ていただけるようになることを祈っています。






 

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