ある般若心経に関する本を読んでいて、ふと感じたことがあります。
書いてある内容は、今まで読んだ本の内容と異なっていて、なるほどな、と何度も思いました。非常に残念な感じがするのは、自分の主張をした後、それが正しく、今までの通説は間違っている、と明言してしまっていたことです。他人の業績を批判する箇所を読んでしまった後は、「なるほどな」という思いも半減してしまいました。
例えば、町中華に行ったとしましょう(シンガポールには町中華、ないです。いきたいなぁ)。美味しいなぁ、と思って食べている時、お店の方に「如何ですか?」と聞かれても、素直に「美味しいです」と答えられます。もし、お店の方が「美味しいでしょ?」と聞いてくると、なんだか美味しさを押し付けられている感じがしませんか?「他の店よりもうちの方が絶対に美味しいです」なんて主張を聞いてしまうと、せっかくの味が台無しになってしまいます。
このことは太極拳を教える時も気にしています。自分は教える立場で、当然生徒さんよりもいろいろなことがうまくできるはずです。改めて自分が上手いことを生徒さんに認めされる必要はないでしょう。ましてや他の人のやり方と比べて自分の方が優れていると主張することも意味がないと思います。というよりも、生徒さんの心象が悪くなるだけで、百害あって一利なし、という感じがします。
謙虚な姿勢を持ち続けることが重要なんだと思います。
こういったことを言うのは簡単なのですが、自分が本当にやっていないかというと自信はないです。気づかないうちにやっていることがあるのだと思います。
本当に、心から自分のやっていることに自信があれば、それを主張することも他人と比べることもなくなるのだと思います。そんな境地に辿り着けるように、無駄口は叩かず、今日も練習を続けていきます。
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