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話を聞いてもらえないのはなぜ?

先日のとあるグループレッスンの時、10人強の生徒さんに一人で教えていました。そこそこ面倒な動きだったので、丁寧に説明とデモを繰り返しているつもりでした。


一番面倒な動きに差し掛かった時、まずは、デモと説明をし、一緒に練習を始めました。一度ではできなかったので、もう一度説明をして、デモをやりました。さらに練習。もう一度説明をしている時、ある生徒さんが、説明の内容がそのまま答えになるような質問をしてきました。もうすでに2回も説明して、これが3度目なんだけどなぁ、と心の中では思いながら、説明をしました。この生徒さん、はじめの2回の説明を聞いていなかっただけでなく、3度目の説明でなんの説明をしているのかもはっきりと認識できていなかったのでしょう。


ちょっとがっくししたのは、別の生徒さんが同じことを4回目の説明の時にした時でした。さすがに、私だけでなく、きちんと聞いていた生徒さんも、私への同情混じりで笑っていました。


グループレッスンだと、こういうことって結構おきます。上の空で聞いていて、繰り返しやっているうちに、なんとなく動きがわかってきた。自分が理解した内容を確認したくて、質問をする。きちんとできるようになっていれば、答えは当然、今まで説明してきた中身なのです。


生徒さんの聞く態度、学ぶ態度に問題があることもままあります。


でも、教え方にも問題がきっとあります。もっと、面白おかしく、興味を持ってもらえるように説明できるようになれば、生徒さんの関心を集められるはずです。母国語でない英語で教えなければいけない、っていうことで気の利いたことを言えないという制限もあります。


ただ、英語で教える体験は、マイナスばかりではなく、母国語の日本語と異なり、適当にゴマ隠すことができないので、きちんと説明をできるようにあれこれと考えて、準備を繰り返しました。


ただ、シンガポール人と日本人で英語の発音やイントネーションが違うので、生徒さんにとって私の説明が聞きづらい、っていうこともあると思います。そのわからなさが、話を聞いてもらえない理由の一つだと思っています。


細かく説明しすぎるのも、話を聞いてもらえなくなる原因になりえます。生徒さんが興味があって、理解できる以上の説明をしてしまったら、生徒さんは話についてきてくれなくなります。話の粒度もきちんと考えなければいけないです。


同じ質問を繰り返されると、イラっとくることもあるし、がっかりもします。でも、自分の教えるスキルを見直す機会を与えてもらえていると思うと、そういった気分もかなり和らぎます。


教えることも、コミュニケーションの一つです。コミュニケーションは双方通行のはずなので、片方の理由だけで通じないということはないそうです。


何事も理由があって起こるのだ、と考えられるようになると、気分がささくれなくて、幸せな時間が長くなるように思います。




 

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