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執筆者の写真Mitch Sato

生徒さんからの贈り物

私が個人レッスンを提供できることを許されてから初めての生徒さんはアメリカから来た女性でした。コロナ前からなので、3年以上になります。真面目に通ってくれて、レッスンの数は200回を超え、108式套路を一度学び終えて、もう一度初めから最後まで修正を加えることができました。


初めの頃は、自分がかなり緊張していました。結構なお金を払ってもらっているのに、きちんと教えられなくて、満足してもらえなかったらどうしよう、とか、よくないから他のコーチに変えてくれって言われたら、どうしよう、みたいなことを心配していました。もともと英語にそれほど自信があるわけではなかったので、それも心配のタネでした。


この生徒さん、バレイをやっていて、体の動かし方に関する本も色々と読んでいるので、もともとかなり知識がありました。当初から結構色々と質問されるので、回答をするのに常に頭を使うことを余儀なくされました。後になって思うと、これが私の成長に非常に良い肥やしになりました。自分が疑問に思っていなかったことに気づかせてくれて、それに対してきちんと回答を与えるようにあれこれと考える、楽なプロセスではなかったけど、本当にありがたい経験です。


この生徒さんとの出会いがなければ、今の自分はないのではないか、って思うぐらいです。


残り数レッスンとなった昨日のレッスン、贈り物と手紙を持ってきてくれました。写真の通りです。ちょっと前に、私の右の中指にペンダコがあり、その周りに万年筆のインクが付いていたのを見て、書き物をよくするのか、って会話をしたことがありました。昔からノートに万年筆にあれこれと書くのは私の癖の一つです。パソコンだけだとどうも味気がなくて。


そんな会話を覚えていてくれたのでしょう。パーカーの万年筆をいただきました。万年筆はすでに3本持っているのですが、今回いただいたのは、黒いインクで、今まで持っていない色なので、使い分けができそうです。ペン先も今まで持っているものよりも太めなので、それも良い感じです。しかも、パーカーを使うのは初めてです。


毎日使うものを送れば、自分のことを忘れず覚えてくれると思ったそうです。そんなことしなくても忘れるはずはないのですが。



手紙には、私がいなくなった後、学校は変わってしまうのではないか、ということ、そして、私の学校がうまくいくことを祈っている、ということが書いてありました。


私も定期的にシンガポールを訪問しますし、この生徒さんも日本に来る予定があるそうなので、またいくらでも会うことができると思いますし、私の東京の学校にもぜひ遊びに来るようにお願いもしました。まだまだお付き合いは続きそうです。


こういった生徒さんにたくさん会えるような学校づくりをしていきたいと思います。




 

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