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易経との出会い

執筆者の写真: Mitch SatoMitch Sato

初めて易と出会ったのは、10年ほど前、太極拳を始めて半年ほどたった時です。それまでは、近所の体育館で制定拳を学んでいたのですが、それとは別に陳式の教室に通うようになりました。


2時間のレッスンの間に休み時間が入り、その時間に易の占いをみんなでやっていました。易がなんだかもわからず、太極拳とのかかわりもよくわからず、正直何をやっているのかわからずにただみんなの猿真似をしていました。


その後、この本を読みました。



この中で作者は、「易の陰陽哲理をも少し勉強しなければなりません」と言っています。でも、易経がどんな本なのかの説明も合わせて4ページ程度しか割かれていないので、正直十分な理解には至りませんでした。


「太極拳理論の要諦」を読んだ後、易に関する本を何冊か読みました。それぞれについては、別ブログで各々紹介していきます。



追って説明していきますが、太極拳を極めていくために、易を用いた占いができるようなる必要はないと思います。ただ、占いの結果出てくる64種類の「卦」を一つ一つ理解することは陰陽の変化を体得することで、太極拳への応用を感じることができる扉の前に立つことができるように感じています。


個人的には、金谷治氏の「易の話」が一番バランスがとれていて、易を俯瞰できるように思っています。「易という本には二つの側面がある」ということを理解した上で、中国文化の根底にある対待関係を理解できるとかなりすっきりした気分になれました。


自分の教室で教えるようになったときに、易の勉強をすることを進めるかどうかはまだよくわかりません。少なくとも套路を最低限出来るようになることが先決かな、って気がしています。


太極とは何か、陰・陽とは何か、それが太極拳とどのような関係があるのか、をきちんと説明できる人がどれだけいるのでしょうか。こんなブログを書いていますが、正直私もまだまだ理解ができているとはいえません。




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