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易からの気づき - 自分は「風」

執筆者の写真: Mitch SatoMitch Sato

去年の後半から、毎日易を見るようにしています。何の卦が出たかを記録しているのですが、ちょっとした発見をしました。


頻繁に出ている卦は、以下の通りでした。


8回: 山

7回: 水

6回: 地

5回: 坎為水

風沢中孚


みていただいた通り、下の卦が「風」になっていることが多いのです。


「風」の卦のことを「巽」とも言います。一番したが陰で、それがその上にある2本の陽に従っている形です。そこから従順に従う、という意味が出てきます。




易では、上の卦は外界を、下の卦は、自分自身のこととして読むこことがあります。今の自分は、「風」のような存在なのでしょうか、もしくは、易が「風」のようになれ、と言っているのかもしれません。


一般的なイメージだと、「風」は去っていくイメージがあるように思います。「風と共に去りぬ」の印象が強すぎるのかもしれませんが。まさにシンガポールから去ろうとしている私と重なる部分があります。


易では、「風」はどこにでも入り込む性質を意味します。もっといろいろな人と分け隔てなく、溶け込んで入り込むように言われているような気がします。私は、もともと知らない人と話すのが苦手な性格です。意見の合わない人を避ける傾向もあります。これから学校をやっていくにあたって、それではダメだよ、というメッセージでしょう。従順で人の腹にはいりこむことができるようになっていきたいです。


「風」の卦は、体の部分では、「股」を意味します。太極拳では、腰や股の動きを特に重視します。まだまだここに対する配慮が足りないよ、と言われているのかもしれません。


易は、全部で64個の卦があります。これまで138回占いを行いました。そのうちの20%近くに当たる20回以上の下卦が「風」になる確率はかなり低いと思います。たまたまだ、と片付けてしまうのは簡単ですが、何かのメッセージがそこに隠されていて、自分の生活をそのメッセージを考えることで見直すことも易を学ぶことの意味だと思っています。


毎日占いを続けて、それを記録していると、考えてもみなかったことが発見されるものです。



 

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