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執筆者の写真Mitch Sato

教室に飾る看板

この間ブログに書いた教室準備の一環で、道場の環境を整えるために、教室の看板を用意しようと思っています。


私自身はどうでも良いかな、って思っていたのですが、師匠が用意するべきだ、っていうので素直に従うことにしました。


現在改築中の東京の自宅の道場に、看板をかけるスペースを奥さんが考えてくれています。発注は改築が終わって、設置する場所の寸法を測ってからにします。


シンガポールの教室に飾ってある看板はこんな感じです。「呉式」ではなく「呉家」になっているのは、習っている人の家族としての一体感をより強く出すためだそうです。「式」にすると技術的な意味合いが強くなるようです。


看板の下を支えているのは、ライオンだそうです。日本でも神社に行くと鳥居のところに狛犬が飾ってありますが、似たようなものです。



文字の漢字の書体はこの通りにしようかなと思っているのですが、色はまだ迷っています。木の上に黒い文字でも良いかな、って思っています。これは改築後の部屋の感じと合わせて最終的に決定します。黒地に金色というのは中国ではよくあるそうなのですが、日本ではあまり見たことがないように思います。できるだけ中国的な伝統を引き継ぐのか、日本的な要素に塗り替えていくのかの分かれ目の一つです。


師匠が話してくれたのは、武術的な要素を打ち消して、色々な人からの挑戦を避けたいのなら「拳」をとって、「呉家太極」にすると良いということです。日本でその違いをわかってくれる人がどの程度いるか疑問ではありますが、気分的には「呉家太極」にしようと思っています。武術的な要素を軽んじるわけではないですが、それを全面に出すよりはむしろ、健康に与する方向に力を入れていくことが、自分の教室の特徴だと思っています。教室のミッションは、「伝統呉式太極拳を用いて、「100歳まで自分の足で歩く」ことをサポートする」ことにしていますので。


シンガポールでも太極拳教室の多くは、コミュニティセンターと呼ばれる公民館みたいなところで開かれています。そういったところでは、看板を掲げることはありません。専用の道場を持っていない限り難しいです。他の教室に足を運んだことがあまりないので、確かなことは言えませんが、きちんと看板を掲げているところって案外少ないのではないかって気がしています。いつか太極拳教室を回ってみて、確認してみたいです。


日本ではどうなんでしょう?よろしければ教えてください。




これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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