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教え方の工夫

2025年9月27日
読了時間: 3分

どうやったら套路を覚えてもらえるのか、どうやったら興味を持ってもらえるのか、等々教えながらよく考えます。基本的な教え方は、シンガポールで私の先生がやっていたやり方に沿っているのですが、自分が納得いかなかったところに関しては遠慮なく修正をするようにしています。


どんな教え方をしているかというと、まずは動きのデモを見てもらい、手と足を別々に練習して最後に合わせるようにしています。パーツ、パーツでできるようにして、それを組み立てる、というのはよくある教え方だと思います。


シンガポールにいた時分から、きちんと理解してもらいたいという思いが強く、どうしても説明が細かく、そして長くなりがちでした。きちんと説明すれば理解してもらえるという誤解がここにあるように最近感じています。


一方が発した言葉を他方がその通りに受け取ってくれるという保証は全くありません。受け取る側は自分の経験に基づいて解釈をし、受け取っていきます。教える側がどれだけ頑張ってもなかなか理解してもらえないのは、教える側の怠慢のような気がします。


最近レッスンをやっていて、この方法を変えてみようと試みています。まずは、大雑把に動きを捉えてもらうようにしています。詳細や正確さは二の次。なんとなくインストラクターの動きに一緒についてこられる程度の掴み方でよしとします。これができるようになったら、動作が終わる時の手足の位置を直します。これだけでもかなりいい感じに見えるようになります。そして、最後に細かい動きの説明をします。でも、この説明は頭の片隅に残ってくれればラッキーぐらいのつもりで行なっています。


自分はきちんとした説明をした、という自己満足をできるだけ捨てるようにします。伝わらなければ説明は意味をなしません。どちらかというと森を学ぶのに、個々の木を触って積み上げていく方法をとってきた私にとっては大きな変化ですが、やってみる価値はあると思っています。


もう一つ試みていることがあります。今までは、レッスン中の練習は、私も含めた参加者全員で一緒にやっていたのですが、個々がバラバラで練習をする自由練習時間をレッスン時間中に設けることにしました。例えば、単鞭(ダンビエン)という動きを一通り学んだとします。その後、個々の生徒さんが自分が理解した通りに動きをやってみます。私は、それぞれの人がどんなふうに行なっているのかを観察しますが、間違っていてもその場では治しません。あれこれと考えながら自分自身で動きの消化をしてみることが目的です。消化の過程で質問があればどんどん出してもらいます。質問の内容が参加者全員に役にたつと思ったら、一度自由練習を中断して、説明をします。


しばらく自由練習をした後、全員でもう一度一つ一つの動きを一緒に練習します。この時、参加してくれた生徒さんは自分の理解と何が違うのかを感じることができると思っています。


うちの教室で教えている套路は、何代にもわたって伝わる伝統的なものなので、それを安易に変えることはしたくありません。でも、教え方はもう少し自由でも良いように思っています。色々とトライをしながら、生徒さんが学びやすい方法を探っていきたいと思います。




中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。




コンタクト ー ご興味のある方は是非ご連絡ください


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