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大変ご無沙汰しました - 何があったのか?

多くの方々に何かあったのか、健康は大丈夫かと色々と心配をいただきました。前回のブログから4ヶ月程度、いろいろなことがあって、どう報告したら良いのかということと、どのタイミングで報告すべきかをあれこれと考えているうちに、なんとなく書くことが面倒になってしまったっていう感じです。その過程で、今まで自分がイメージしてきた太極拳教室の方向性を一度根本から見直したら良いのではないかという考えも浮かんできて、収拾がつかなくなりました。ご心配をおかけしてすみませんでした。


まず、何があったのかから話し始めます。


今更ではありますが、私、シンガポールの太極拳教室で太極拳を教えています。今年の8月に日本に帰国をし、秋から自分の教室を始める予定で準備を進めてきました。


現在の教室で単独で教えることができるのは、師匠と兄弟子、私の3人です。きちんと教えられるようになるまでにはかなりの時間を要します。私の見立てでは、次にこの3人に加わることができる人が育つまでには、少なくともあと数年かかります。


そんな中、兄弟子(とはいうものの年齢は私よりもむしろ私の息子に近いのですが)が、生活環境の変化から、今までと同様には教室で教えられないという話が持ち上がりました。私が8月で上がり、兄弟子まで教えられなくなる、となると、師匠にかかる負担が一気に大きくなります。今までと同じだけのクラスを運営することも難しくなります。クラスの駒数が減れば当然、家賃の支払いに長期的には影響が出てくる可能性があります。


何かできないかと私なりに考えて、とりあえず帰国を伸ばすことにしました。ただ、もともと私のビザの更新(今年の8月に切れる予定でした)と経済的な要因(太極拳を教える以外に仕事を持っていないので、過去の蓄えを切り崩してきました)で帰国を決めていたため、単に延期を宣言するだけではすみませんでした。ビザと滞在費用の問題を考慮して、どの程度までなら滞在を伸ばせるかを考える必要がありました。時期の決定ができなかったため、なかなかブログで正式に報告をすることができませんでした。


まずは、5月の初めにビザの更新の手続きをしました。私は、自分でシンガポールで作った会社の社員として就労ビザを取得しているのですが、コロナ禍以降、会社の業績が大きく悪化し、もう畳もうと思っていたため、今回のビザの更新は正直厳しいと予想していました。当局との様々なやりとりの結果、なんとかビザの延長はできました。


次は、経済的な問題ですが、一番大きいのは、住むところです。シンガポールでは、コロナ禍以降、建築現場で働く海外労働者の入国を制限しなければならなかったことや、資材調達が困難になったことから、公団の新築が大幅に遅れました。普段は新しい公団を求める新婚の人たちが供給不足から、賃貸市場に流れました。その結果、家賃の高騰が続いています。そして完全に家主主導の市場になってしまいました。たとえば、貸したいという広告の家賃の欄には、「XXXドルから」といった最低価格の表示が横行しています。複数の人が興味を持った場合にはより高い金額を提示した人が借りることができるような仕組みになってしまいました。これも家賃を引き上げている要因です。完全に貸し手手動の市場になってしまっています。


今借りているところは、従来の帰国の予定に合わせて契約をしていたので、8月までの契約になっていました。家主さんの都合で、8月以降の延長はできないことになっていたため、新しい部屋を探す必要がありました。この時にはまだビザの更新ができていなかったため、いつまでいられるかわからない状態で、長期の契約を結ぶことはできす、どこに住むのかを考えるのは一番大きな改題でした。


学校に滞在を延ばす可能性を打診したときに、こちらからの相談事として一番先に挙げたのがこれです。学校の2階に空いている部屋があるのは知っていたので、そこに住むことができないか、ということです。全く問題がなかったわけではなりませんが、家賃を最低限にして、8月以降住めることになりました。


もともと家賃以外の費用はあまり使っていないので、これが減額できると費用の問題はかなり減ります。とはいえ、全く収入がないのは困ります。学校側から費用を全てカバーすることはできないが、個人レッスンを余分に割り当てることで、少しでもコストをカバーできるようにする、という提案がありました。


こんな感じで、ビザと費用の問題は、大きな障害にはならなくなりました。


ということで、本年8月に予定をしていた本帰国を延期することにしました。どの程度延期をしたかは次回のブログでお知らせします。


本年秋から教室に参加をすることに興味をいただいていた皆さん、申し訳ないのですが、学校の開設は6ヶ月程度遅れる予定です。引き続きご関心をいただければ幸いです。



 

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