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基本(套路)に戻る

ほかのきづ先日、ちょっと前に書いたブログ(開設準備を始めることになったきっかけ (mitchsato17.wixsite.com))にコメントをいただきました。


「ご自身の中に悩みや迷いが生じた時は、原点に立ち戻って考える事をお勧めいたします。いつも応援しています。」


このところ、練習はそこそこ時間をかけてやっているんだけど、どうも套路の数が伸びないと思っていました。たびたびお話しする通り、うちの套路は最初から最後までやると40分以上かかるので、やり始めるまでに気合を入れる必要があることが良くあります。なかなか始める気にならないというか。。。


理由はいろいろとあると思うのですが、いただいたコメントを読んで、このところストレッチとか坐禅とかに時間を割くことで練習をやっていた気分になっていたと気が付きました。


身体を柔らかくして動きをスムーズにするためにはストレッチは重要だし、心を落ち着けるためには坐禅は大切だと思っています。でも、私にとってはそれらは太極拳の技術を向上させるためのもの。主たる目的ではないはずなのに、いつの間にか套路の時間を食いつぶすほどになっていました。


ストレッチは気持ちいいし、坐禅も眠くなってしまうことはあるけど、身体の力を程よく抜けるようになってきたせいか、座っていること自体はそれほどきつくはありません。楽な方向に逃げていましたね。


套路がマンネリ化してきていたのも腰が重くなっていた理由の一つかもしれないです。


うちの師匠は、何はともあれ套路が基本だとよく言っています。こんなことを昨晩寝ながら考えて、今朝は気分を入れ替えました。朝、1時間ぐらいしかなかったので、ストレッチも無極功も何もやらずとにかく套路を一通りやりました。しっかり汗をかけて気分が良かったです。


時間がないときは、他のことをやらずに、とにかく套路をやる。短い套路だったり、套路の一部をやるだけでお茶を濁さないことにしました。楽な方向に逃げないってことですね。


シンガポールでの修行も残すところほぼ一年。このタイミングで基礎に戻ることを気づけたのは幸運でした。コメントをくださったマサさん、ありがとうございます。



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