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シンガポールの新年

執筆者の写真: Mitch SatoMitch Sato

新年も明け、昨日からグループレッスンが再開されました。シンガポールでは、1月1日は旗日ですが、2日から通常営業です。そもそも、日本みたいにカレンダーに従ってしっかりと正月休みがある国って他にあるのかなぁ、って思っています。


きちんと調べていないので確実なことは言えませんが、少なくとも東南アジアの国ではなさそうです。宗教や民族によって新年を祝う時期が異なります。


シンガポールの場合は、中華系の人の割合が多いので、旧正月を盛大に祝います。祭日も2日割り当てられています。中華街の飾り付けも華やかで、人手も多いです。


色々な民族が寄り集まっているこの国では、この他にも新年のお祝いとされる祭日がいくつかあります。


まずは、イスラム教徒。この人たちの信念は、いわゆる断食月、ラマダン明けの日を指します。シンガポールでも、祭日が1日当てられています。


それからインド系の人たち。この人たちは、ディパバリと呼ばれるヒンズー教徒のお祭りを新年として祝します。この日も祭日が1日当てられます。


人口に占める割合はそれほど多くはありませんが、タイ人の正月はソンクラーンと呼ばれる水かけ祭りの時期を正月として扱うようです。ちょうどこの時期に、仏陀の生誕日があって、シンガポールではその日が祭日に当てられています。


多民族国家なので、色々な新年がありますが、きちんと祝うのは、自分が所属している文化のものだけで、それ以外は、単なるお休みとして扱われています。


なので、日本では厳かに祝う元日も、多くのシンガポール人にとっては、単なる祭日でしかありません。昨日から始まった、グループレッスンは、病欠の人を数人除いて、かなりの人数が参加しました。繰り返しになりますが、参加人数が多いのは、年明けの初レッスンだったからではなく、普通の日と変わらないためです。


私は、今回の正月、何をするでもなく、自宅で過ごし、夜は中華街に繰り出して、ビールを飲みながらご飯を食べました。来年からは、自分の文化に戻って、きちんと正月を迎えます。久しぶりなので、ちょっと楽しみです。




 

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