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執筆者の写真Mitch Sato

シンガポールの住宅事情

1週間ぶりぐらいに朝、コーヒーを飲みました。


大学生の頃から、朝起きると最初にコーヒー豆を挽いて、コーヒーをいれるのが習慣です。それすらする気にならないぐらい、このところ胃があれていたようです。胃を休めるために食事を抜くのも苦になりませんでした。やっと復活した気分です。膝はまだちょっと張っていますが、晴れは完全にひきました。今日からぼちぼちと練習を再開します。


昨日、大家さんが更新を了承してくれてよかったという話を書きました。ちょうどこんなニュースを見つけたので、シンガポールの住宅事情のご紹介です。



全部訳すのは面倒なので、初めの例だけ紹介します。ご興味があれば、リンクから本文を読んでみてください。結構驚くような事例が続いています。




24歳の韓国から来た女性、月額2000ドルでマスターベットルームを1部屋借りているそうです。場所は、私の住んでいるところから徒歩10分ぐらいのところ、地下鉄の駅も近くにあるので比較的便利な場所です。


この方の契約は1年契約で、来年の3月までだったそうです。10月に、彼女の部屋を借りる際の代理人から、市場価格に沿った2800から3000ドルへの値上げを了承しないのならば、2ヶ月以内に退去しろと通知がきたそうです。


この方の契約書の中身は知らないので確信を持っては言えませんが、通常の契約書では、期間中の家賃の変更も、それに応じなかったら、出ていけという権利も謳われていません。1年間、毎月2000ドルで貸します、借ります、という約束が普通です。もし、そういった文言もなしにこんなことが罷り通るなら、契約書なんて意味がなくなってしまいます。


値上げや期間の変更を大家さんができるような条項が入っている契約が普通に出回っているのだとすると、そんな契約なんて意味があるのかと疑ってしまいます。借主からすると、住むところを一定期間、決められた金額で確保するために契約書にサインをするのですから。


ちなみに私の部屋の契約書にはそんな文言はないっておらず、大家さんも非常識な人ではないため、値上げは、契約期間の終了におこなれることで合意しました。値上げがあるのは市場の状況を考えると仕方がないと初めから諦めていました。


記事の内容に戻りますが、この韓国人の女性、そんな要求は受け入れられないと、新しい部屋を探す決心をしたそうです。やっと見つけた場所は、月額4000ドルに値段が跳ね上がったそうです。しかもこの金額で念書にサインをした翌日、大家から、さらに月額1000ドル上乗せするように通知がきたそうです。いくら家賃が高くなっているとはいえ、部屋貸しで月額5000ドルは驚きです。


念書では法的拘束力はないですが、大家さん、やりたい放題って感じです。


土地が限られている、その上、コロナの影響で新規の公団の建設が遅れていて、住む場所の供給が需要に追いついていないのが、大家さんをやりたい放題にさせている理由のようです。


家賃って、生活費のかなりの部分を占めます。それがこれだけ変動してしまうと、予算が全く組めなくなります。お金を払えば確実に物件があればまだ救われるのですが、物件が限られているので、取り合いになります。大家さんも人を見て貸し出す先を決める余裕が出てきます。


まさに持てる者と持たざる者。色々なことが、ぼちぼち日本に帰りなさい、と私に促しているように感じる今日この頃です。



これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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