呉式太極拳教室「太極の小径」は、「100歳まで自分の足で歩ける」身体作りをサポートするための教室です。2023年秋の開業を目指して現在準備中です。
開校準備のプロジェクトを始めてから、そろそろ6ヶ月になります。今までしてきたこと、これからやっていくことをまとめながら、教室の趣旨、どんなことが学べるのか、どんなふうに学べるのかなどをこのブログの中で語っていきたいと思っています。
20年以上にわたる宮仕えの後、他の人に心から感謝してもらえることはないだろうかと色々と考えました。宮仕えの最中も色々な方々に感謝していただきました。システムを提供したお客様、一緒に働いた同僚、協力会社の方々、同じ方向に向かって仕事をしてる中で、目標が達成され、努力を讃え合い、お互いに感謝の念を持った経験はたくさんあります。
でも、それは「仕事」という生きるためにやらなければいけない枠組みの中だけの話ではないかという気がしていました。仕事から離れてしまうと、感謝の念だけではなく、ややもすると感謝をした人そのものさえも忘れてしまうことがよくあります。
本当に感謝されるには、「仕事」だけではなく、「生きていく」という作業の中で何かお手伝いできないだろうか、と考えるようになったきっかけがここにあります。
私の祖父は、「食べる」ということから人々の健康を考えた方でした。健康は「生きていくこと」、幸せに生きていくことに直結します。自分も何か健康に関わることができないか、と考えるようになりました。
そんな時に、「ロコモ」という言葉を聞きました。日本整形外科学会の定義はこんな感じです。
「年齢を重ねることによって筋力が低下したり、関節や脊椎などの病気を発症したりすることで運動器の機能が低下し、立ったり、歩いたりといった移動機能が低下した状態を指します。」
太極拳を学び、修行を続ける中で、このロコモを減らせるのではないか、と思い、太極拳教室を開くことを考え始めました。
太極拳の実践者としての私はまだまだ経験が浅く、とても一人前とはいえませんが、今まで培った知識と経験でこの目的を果たすレベルぐらいまでには辿り着けたのではないかと自負しています。
太極拳をこれから学ぼうかと思っている方にはぜひ読んでいただきたいです。うちの教室の特徴や目指すところを知ることで、関心を持っていただけると非常に嬉しいです。
太極拳教室をこれから開こうかと思っているかたにも参考にしていただける内容を提供できたらと思います。どんな流派の太極拳であれ、周りの方々の健康に資するものだと信じています。太極拳をもっと身近なものとして広めていく過程の情報交換を色々な方としていきたいと思います。
さらに、ひょっとしたら、将来私の思いに共感して、私が修行してきた呉式太極拳を後世に伝えたい、という方が万が一現れた時、どんな思い出私がこの教室を開くことを決め、準備を進めたかを知る機会を提供できたら、この上なく幸運です。
ご質問、ご意見があれば、気楽にご連絡いただければと思います。このブログを通して、多くの方とお話をできるきっかけができることを期待しています。
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