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執筆者の写真Mitch Sato

せっかちな性格

自分の息子には、「今、ここ、このこと」、目の前にあることをしっかりやるのが良い、なんて偉そうなことを言うくせに、自分自身は相変わらずせっかちな性格です。先のことばかり考えて、目先のことに集中できません。


一ついい例だと思ったのが、朝の歯磨きです。起きたらまず歯磨きをするのですが、いつも他のことをしながら、ふらふらと歩きながら歯磨きをしてしまいます。当然、磨き方がいい加減になります。先日、それではいけないなぁ、と思い直しました。朝歯磨きをしている間は、歯ブラシを持っていない左手で洗面台の淵を触って離さないようにしています。自分を洗面台に結びつけて、動かないようにする、それで歯磨きに集中するように促すようにしました。これは結構うまくいっていると思うのですが、このぐらいしないと、今やっていることに集中できず、心が次にやることに向かってしまいます。


最近、もう一つせっかちだと感じたのが、ジョギングのペースです。ゆっくりとしたペースで走ろうと決めていたのに、走り始めてみたら5年以上のブランクがあることを考えたら速すぎるペースで走っていました。



携帯のアプリで走っている間の距離と時間を測ってみました。


真ん中の数字が1キロを走るのに何分かかったかを示しています。自分の目標は1キロを9分で走ることでした。それが7分27秒。1分半以上も速いペースです。速い分にはいいのではないかと思われるかもしれませんが、膝が走ることに慣れていない状態で必要以上に速く走ると、膝を痛める原因になります。膝を痛めて太極拳の練習ができなくなったりしたら、それこそ本末転倒です。


昔、真面目に走っていた頃には、5秒単位ぐらいで自分のペースをコントロールできていたことを考えるまでもなく、1分半の違いというのは非常に大きな違いで、さすがに反省をしました。


なぜこんなに速いペースになってしまったのか。調子が良かったのもあると思います。このところゆっくりと自分の動きを制御する運動を中心にやってきたので、好きなように動けるジョギングが楽しかったのもあるでしょう。


人を避けたり、道路を渡ったりするたびに、少しずつペースが上がったというのもあると思います。うまく避けよう、自分のペースを保とうと欲を出すと、スピードは上がりがちです。一度上がるとなかなか落とすことができない。道路を渡る時もそうです。信号が変わりそうになっているのを見ると、ペースを上げてわたり切ろうとしてしまう。斜め横断をする時には車が来ないうちに渡ってしまおうとペースを上げる。こんなことの繰り返しで、ペースが速くなったのだと思います。


昔、ジョギング仲間が、ゆっくり走る時には、交差点で信号に捕まったら、青になっている方向に方向を変えて走り続ければいい、って話してくれたことがあります。周りの環境にかかわらず同じペースを保つためのアドバイスです。これをやり続けると、最終的にはどこにいってしまうかわからなくなります。今の私のように教室にたどり着かなければいけない、という目標がある場合には、完全にこれをやり切るのは無理ですが、こういった心の余裕を持って走れるようにしたいものです。


太極拳をやるときも、音楽に合わせてやろうとすると、細部まで注意を払うことができないので、最近は音楽なし、自分のペースで練習をすることが増えました。せっかちな性分を少しでも解消して、自分を縛っているものを一つ一つ取り除いていけるようにできたら良いなと感じています。



これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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